森の鍛冶屋のエリッゼペグとペグハンマー

 ペグは、軽さが最重要と考えてきました。Moss標準のY型断面ジュラルミンペグを愛用し、損傷した時には、MSRの同等品を補充してきました。
 例外はタープ用のペグでした。Mossパラウイング19ftで、スノーピークの鍛造ペグ、ソリッドステーク300を使っていました。
 今回導入したテント・ローベンスクロンダイクは、なんと22本のペグを打ち込む必要があります。冬キャンプでは地面が凍っているため、普通のペグでは太刀打ちできないという情報から、標準ペグに替えて新しいペグを用意することにしました。
 第一候補は、タープ用として用いてきて信頼できるソリッドステークでした。念のため、ライバルを調べてみると同じ新潟三条の「森の鍛冶屋」というメーカーの「エリッゼペグ」がヒットしてきました。
 特徴は、鍛造で強度があることに加え、赤や黄色の塗装が施されているので目視しやすいということ、断面が楕円なのでひねってから引くとスムーズに抜けてくるという2点でした。
 28㎝を赤、18㎝を黄色でそろえました。当初メインを28cmで考えましたが、冬の地面は固すぎで刺さっていきません。18㎝を12本買い足しました。
 ハンマーは同メーカーの鍛造性、ヘッドは真鍮の物を選びました。山岳用テントからスタートしているので、重いペグハンマーは考えたことも使ったことはありません。しかし、新たに専用のハンマーを使ってみると、撃ち込みやすさは当然として、引き抜くときの容易さに驚きました。