合理的な冬用シュラフ・ イスカ・スーパースノートレック1500。

 突然、冬キャンプを始めることになって、ワンポールのTCテントやレインボーストーブなど、いろいろと新しい用具を購入していました。コットや一酸化炭素チェッカーなど細かな物も必要で、合計するとけっこうな出費になっていました。そんな中で困ったのはシュラフをどうするかです。かつて愛用していた冬用シュラフはキャンプを離れている間の保管が悪く虫を発生させてしまい、その時点で泣く泣く処分していたからです。
 とりあえず、札幌のアウトドアショップ秀岳荘に行ってみると、「イスカ・スーパースノートレック1500」という 最低使用温度-15度の化繊のシュラフが山積みで売られていました。本格的な登山用品店だった秀岳荘では、昔なら見ることのなかった光景です。
 長年親しくしているスタッフさんによると「最近は、キャンプ場で冬キャンプをする人が増え、その場合はザックで運ぶわけではないのでダウンでなくていいから」という理由だそうです。「災害で避難所に行くことになっても大丈夫」という宣伝キャッチにもすっかり納得しました。

羅臼岳中腹。さすがに、シュラフの写真は残っていないけれど、・・・

 入手してから実際に使ってみると、かつて経験した厳冬期の知床山中でも熟睡できそうな快適さです。もっとも最低使用温度-15度の化繊ともなると、70Lのザックにシュラフしか入らないような大きさになってしまいますが。

冬キャンプ用化繊シュラフとスリーシーズン山岳用ダウンシュラフの大きさを比較

 コストパフォーマンスは抜群でした。予定したテントが入手できずに予算の4倍くらいを使っていたので、シュラフを予算の4分の1で入手できてたことは本当にラッキーでした。