魔法瓶と同じつくりの魔法クーラーBOX

 左は、私が使っているシマノ・フリーガベイシス (26リットル)というクーラーボックスです。 個人的なキャンプ中断時期に、旅行のお土産保冷用に購入したので、お魚シールを貼っています。
 シマノは日本の釣り具 メーカーですが、自転車パーツのメーカーでもあり、この分野ではツールド・フランスで優勝するような技術レベルを誇っています。
 このクーラーBO✖の特色は、断熱に真空パネルを使用していることです。
 若い人には、ピンとこないと思いますが、お湯を入れるポットを二重のガラスで作り中の空気を抜いて真空にして保温性を保つ仕組みの容器を魔法瓶といい、ドイツのテルモス社、アメリカのアラジン社、日本では象印マホービン、タイガー魔法瓶など今につながるメーカーによって生産されていました。
 この真空断熱技術を、クーラーボックスの断熱パネルに取り入れたのが、シマノです。「魔法瓶」の性能の秘密である「真空」を採用しているクーラー は「魔法クーラー」といってもいい 存在です。
  中田浩一さんの「キャンプ雑学大全2020」という最近の名著がありますが、その89ページに「クーラーボックスの保冷力は断熱材によって大きく異なる」「オススメは真空パネルで、6面真空パネルのクーラーは高価だが、保冷力は最強だ」。さらに、166ページでは「個人的な見地でクーラーボックスのNo.1は、シマノの フィクセル・プレミアム 」と紹介しています。

 ここで紹介されている商品は、上の写真中央の「シマノ(SHIMANO) フィクセル・プレミアム (30リットル) 価格¥42,685です。

 キャンプ系の 雑誌やブログ、インスタでは、アメリカ製の「雪男」や「シャチ」という名の製品に人気が集まっているようですが、これらの保冷素材はポリウレタンなのです。同容量の物がシマノの魔法クーラーより高い価格で販売されています。
 
 私が使っている シマノ フリーガベイシス (26リットル) は 個人的なキャンプ中断時期に、旅行のお土産保冷用に購入した底の1面だけが真空 で、価格¥11,553 という製品です。これだけでも、それまで使っていた一般的なクーラーに比べると保冷力は画期的にすぐれています。

 6面真空クーラーを見ると、「たかだか クーラーボックス なのに、こんなにするのか」と、二の足を踏みそうですが、「世の中にこれ以上ない至高の製品を入手できる」と考えると、妙に納得できてしまいます。趣味の恐ろしさですね。
 今から小遣いをためて、夏までには入手したいと思っています。