ダッチオーブンはアルミが最高

 写真のダッチオーブンは、アルミ製です。

 アメリカで、アルミ製のダッチオーブンは「シーカヤッカーズダッチオーブン」と呼ばれ、特にガイドの間で重用されているようです。海岸は流木が豊富でダッチオーブンが活躍するには最高のフィールドです。しかし、ただでさえメンテナンスに神経を使う鋳鉄製を何日も海水にさらすことは考えられません。そこで、アルミ製の登場です。軽量なので、シーカヤックガイドの必需品となるのは当然でしょう。
 私たちアマチュアのクラブ内でも、アルミのダッチオーブンは、シーカヤックやカナディアンカヌーによるツーリングの備品として最適だったので流行したものです。その頃、アルミの鍋はアルツハイマーの原因という説が流布していて、「最近物忘れがひどいのはこいつのせいかな」などと、笑っていたことを思いだします。今思うと、ダッチオーブンで作る焚火料理がおいしくて、つい飲みすぎたのが原因だったのでしょうが。
 私が使っているのは、スポーツ用品チェーン店「アルペン」が販売していた「サウスフィールド」というブランドの製品です。ここが販売をやめてからしばらくは、SGI製品を個人輸入するしか手がなかったようですが、今回調べてみると、テンマクデザインから販売されていました。軽い、手入れが容易、リーズナブルで、どんな料理でもデメリットを感じたことはありません。
 キャンプ道具にダッチオーブンを追加しようとお考えの方に、一つの候補としてアルミ製を検討されることをお勧めします。